片平:高校では高野連に登録している野球部に入って、野球に打ち込みたいと思っていました。でも、中学校に行けていなかったこともあって通信制を探していて。そんな時に、目黒日大は高野連に登録している全日制と共同の野球部に所属できることを知って、中3の8月ぐらいに体験に来ました。所沢にある日大の広いグラウンドで練習できる環境にも魅力を感じて、入学を決めました。
稲葉:僕は片平君とはクラスが違うけど、同じ野球部で、野球に力を注ぎたいという思いは一緒です。3歳までアメリカにいて、コロナ前まで日本と行ったり来たりしていたのですが、日本の中学で野球をやっていて、スカウトをいただいていた学校の一つが目黒日大でした。将来はアメリカの大学を志望していて、野球はもちろん大学受験対策のために時間が有効活用できるので、通信制を選びました。
片平:通信制の1年生で野球部に入っているのは7人で、僕と、稲葉君のほかにスタンダードクラスの子もいます。クラスも、全日制か通信制かも関係なく、同じ野球部の仲間という感覚だよね。
稲葉:そうだね。先輩後輩の関係性もいいよね。僕はオープンな性格なので、いろんな人に話しかけています!
片平:今度、都の予選があって、今日がちょうど開会式でした。この先も夏の大会が控えています。部活動が忙しくて大変な時もあるけど、全日制に比べて朝は少しゆっくりできるのも通信制のいいところだよね。
稲葉:遠征で夜遅くなることもあるし、その点は助かるよね。
片平:僕は大学進学を目指しているのですが、アドバンスクラスの授業は日大の受験に必要な主要三科に特化して教えてくれるので、勉強面は授業の中でクリアできそうです。日大以外の大学も視野に入れる場合は、三科以外は自分で頑張らないといけません。勉強で分からないことを先生に相談すると、自習時間に教えてもらえるので助かっています。
稲葉:芸能スポーツクラスの登校は週1が基本です。野球部の活動は週6回で、授業のない日はアメリカの受験勉強のために予備校で勉強してから部活動に行っています。予想よりも学校のレポート試験の間隔に余裕があって、日ごろから自分が力を入れたい勉強に打ち込めています。
片平:登校日数が少ないこともあって、部活と生活、やりたいことのバランスがとりやすいよね。僕は部活の時間まで自習室を利用したり、先生に時間をとっていただいて分からないところを教えてもらったりもしています。
片平:進路については、まずは日大に進学できる学力を身に付けたいです。今後、他大に行きたいと思うこともあるかもしれないので、そんな時にチャレンジする選択肢を持てるよう、幅広い視点で学んでおきたいと思っています。
稲葉:僕の将来の夢はメジャーリーグに行くことなので、大学でも野球に打ち込むつもりです。その他には、海洋学者にも興味があります。もし海洋学者になったら、幼いころから大好きな海を環境問題から守る活動ができればと考えています。
片平:それは初耳!僕は将来の夢は考え中ですが、大学に行ってからも野球を続けたいのは稲葉君と同じです。これから3年間、全力で野球を頑張ります!
全日制と通信制は全く違うイメージがあるかもしれませんが、入学してみたら環境面や勉強面も思ったより差を感じないので、そんなに心配しないでください。授業や行事、全日制と合同の部活動もあり、高校生活でやってみたいことは実現できると思います。
通信制は全日制以上に、自分の時間をどう管理するのかが大事です。自分で学習や生活をコントロールできさえすれば、成長できる環境が整っていると思います。