工夫をこらし「学ぶ楽しさ」を
感じられる授業へ。

原田先生
(以下、
原田)
目黒日大には、登校日には教室でクラスの仲間と授業を受けるなど、全日制と変わりのない環境が用意されています。その一方で、私たち教員が生徒たちと直に向き合って行う授業時間には限りがあります。だからこそ、毎回の授業で「学ぶ楽しさ」をしっかりと生徒たちに感じてほしい。いかに生徒を惹きつける授業を行うか、日々研究しています。

石川先生
(以下、
石川)
数学は苦手な子がとても多い教科。数学に対して興味や関心を持ってもらうきっかけとなるよう、授業の中で生徒とたくさん対話し、身近な話題と絡めながら数学に関するエピソードを伝えています。また、数学を学ぶうえで一番大切なのは「なぜ?」と自分に問い続けることだと考えているため、生徒にも「なぜそうなるの?」といった問いを積極的に投げかけ、考えるきっかけをつくっています。

城間先生
(以下、
城間)
体育も得意な子と苦手な子が分かれがちです。ですから、実技ができるかどうかを評価するだけでなく、まずは体を動かすことの楽しさを感じてもらい、授業時間の中で少しでも得るものがあるように意識しています。「運動の楽しさ」という本質を伝える授業が行えるのは、通信制ならではのことかもしれません。

原田
生徒には、自分で進む道を決めて行動できるようになってもらいたい。失敗も恐れず、やりたいことに挑戦してほしい、という思いがあります。けれど挫折で傷つくこともあるので、そんなときはすぐにフォローしたいし、選択に迷うときは一緒に考えて決定をサポートしたい。そんな気持ちで、生徒一人ひとりと接しています。

石川
原田先生はとても熱い心の持ち主。先日の、保護者の方々への配信も、生徒たちの学校での様子が丁寧に綴られ、「愛にあふれている」と職員室で話題になりました(笑)。これから北海道研修旅行などもあるので、私もブログや配信を通じて保護者の方々に子どもたちの成長をこまめにお伝えしていきたいです。

城間
石川先生はいつも前向きで、お話していると元気をもらえます。生徒や保護者の方に真剣に向き合いながらもいろいろなタイプの先生がいる、それも目黒日大の強みだと思います。生徒たちも、悩みを解決したいときや考えをまとめたいときなど、状況に合わせて相手を選んで声をかけてくれる。先生の個性を理解しているんだなあ、と感じています。

「目黒日大に進学して良かった」と
思える学校生活に。

原田
いろいろな生徒との、心に残る出会いがあることがこの仕事の醍醐味ですよね。「先生のおかげで勉強が好きになった」「勉強が楽しいという気持ちを教えてもらった」と生徒に声をかけられたことも忘れられません。

城間
「ありがとう」と言われた時のやりがいも大きいですよね。去年担当していたクラスに在籍していた生徒の進級が危ぶまれた時も、通学や勉強に一生懸命な姿を目にしていたので一緒に対応を考え、進級を後押ししました。通信制には、やる気があっても体がついていかない生徒もいます。そこをサポートするのも教員の役割だと思っています。

石川
生徒が悩みや苦労を乗り越えて成長する様子を目の当たりにすると、「この仕事に人生を捧げたい」と心底思います。
教員という仕事は樹形図に似ています。自分がある生徒に伝えた言葉や考え方、思いがその子の中に響けば、その子がそれを違う誰かに伝えて…ということが連鎖していくと、どんどん人の心を豊かにできる。そんな可能性を秘めた素晴らしい仕事だとやりがいを感じています。

原田
目指すのは、「学校に行きたい」「この先生が担任で良かった」と生徒に思ってもらえるクラスづくりをすること。学習にも力を入れ、日本大学基礎学力到達度テストで上位に入ることも目標。そのために、授業動画の制作や配信に取り組みたいと考えています。

石川
私も、「目黒日大に進学して良かった」と生徒や保護者の方々に思っていただけるクラス運営をしていきたいですね。まだまだ全日制への進学が一般的な中で、通信制を選ぶには大きな勇気や決断力が必要だったと思います。だから、その選択をした生徒たちが「この道を選んで良かった」と思える学校生活にしたい。そして保護者の方々には、自分らしく成長するお子様の様子に「うちの子は素晴らしい」という誇りを感じていただきたいと思っています。

城間
私は今年3年生の担任で、次の春には卒業生を送り出す立場になります。すべての生徒たちと一緒に悔いなくその日を迎えられるよう、この1年はとにかく丁寧に、そして徹底して生徒のサポートを行っていきたいです。
未来を切り開くきっかけを
この学校でつかんでほしい。

石川
私は目黒日大に赴任して、「自分もこの学校で学びたかった」と感じたんです。勉強に集中して取り組んだら、残りの時間は自分のやりたいことに全力投球して自身の可能性を広げていく。そんな選択肢があることに驚き、過去の自分に教えてあげたいと思った。目黒日大との出合いで、やりたいことに思う存分向き合ったり、未来を切り開くきっかけをつかむ生徒がたくさんいると感じています。

原田
私もこの学校なら学んでみたい。教室も、一緒に学ぶ仲間もいて、登校日でなくても気軽に足を運んで友だちや先生に会える。「学ぶ」ことが楽しくなる環境が用意されていますから、興味のある方にはぜひ一度足を運んでいただけたらうれしいです。

城間
通信制は全日制以上に、教員と保護者との協力が大切になってくると感じています。生徒たちは自身の個性を伸ばし、日々いきいきと輝いています。保護者の方々もその様子を楽しみながら見守って、ぜひ私たちと一緒に子どもたちの成長を後押ししていただければ、と願っています。
(以下、
原田)